ゴルフ「ラスベガス」のルールと計算方法
ラスベガスは、4人を2人ずつのチームに分けて戦う2対2のチーム戦です。2人のスコアを「並べて」作った数字を比べるという独特の数え方をするため、1打の差が大きなポイント差になることがあり、最終ホールまで勝負が分からないのが最大の魅力です。
- 基本ルール:数字の作り方
- 10打以上は「9」として計算する
- ポイントの決まり方
- 相手のバーディーで数字がひっくり返る
- 相手のイーグルで数字が2倍になる
- ハンデの持ち点
- よくあるローカルルール
- よくある質問
基本ルール:数字の作り方
まず4人を Aチーム2人・Bチーム2人 に分けます。1ホールが終わったら、チームごとに2人のスコアを小さい順に並べて2桁の数字を作ります。足すのではなく、横に並べるのがポイントです。
できた2つの数字を比べて、数字が小さいチームの勝ちです。ゴルフなので、打数が少ないほど数字も小さくなります。
10打以上は「9」として計算する
大叩きして10打以上になった場合は、すべて9として扱います。11打でも15打でも9です。
理由は単純で、このゲームが「2桁の数字を作る」形になっているからです。10をそのまま使うと「4と10」で「410」のような3桁になってしまい、比べられなくなります。9で頭打ちにすることで、1ホールの大叩きで勝負が完全に壊れてしまうのを防ぐ意味もあります。
例:大叩きしたホール
Aチームが 6打 と 11打 の場合、11打は9として扱うので、小さい順に並べて 69 になります。
ポイントの決まり方
2つの数字の差がそのままポイントになります。勝ったチームの2人はそれぞれ差の分だけプラス、負けたチームの2人はそれぞれ同じだけマイナスです。チーム合計ではなく1人あたりである点に注意してください。
計算例1:基本の形
| チーム | 2人のスコア | 数字 |
|---|---|---|
| Aチーム | 4打・5打 | 45 |
| Bチーム | 5打・6打 | 56 |
差は 56 − 45 = 11。数字が小さいAチームの勝ちです。
| プレーヤー | ポイント |
|---|---|
| Aチームの2人 | それぞれ +11 |
| Bチームの2人 | それぞれ −11 |
| 合計 | 0 |
このように、4人のポイントを足すと必ず 0 になります。18ホール終わって合計が 0 にならなければ、どこかで入力ミスがあります。
相手のバーディーで数字がひっくり返る
ラスベガス最大の見せ場がこれです。相手チームにバーディーが出ると、自分たちの数字が大きい順(降順)に並び替えられます。
並べ替えられるのはやられた側である点に注意してください。バーディーを出したチームの数字はそのまま小さい順です。たった1回のバーディーで、自分たちのスコアは1打も変わっていないのに数字が9も大きくなる(45→54)ことがあり、勝っていたホールが一気に逆転します。
計算例2:相手にバーディーが出た場合
| チーム | 2人のスコア | バーディー | 数字 |
|---|---|---|---|
| Aチーム | 4打・5打 | なし | 54 (降順) |
| Bチーム | 3打・6打 | あり(パー4で3打) | 36 |
Aチームは相手のバーディーによって 45 ではなく 54。差は 54 − 36 = 18 で、Bチームの勝ちです。もしひっくり返っていなければ差は9でしたから、バーディー1つで9ポイント分動いたことになります。
相手のイーグルで数字が2倍になる
バーディーの上、相手チームにイーグルが出ると、自分たちの数字が2倍になります。並べ替えではなく、まるごと倍です。
計算例3:相手にイーグルが出た場合
| チーム | 2人のスコア | 数字 | 補正後 |
|---|---|---|---|
| Aチーム | 4打・5打 | 45 | 90 (2倍) |
| Bチーム | 3打・5打 | 35 | 35 |
差は 35 − 90 = 55。Bチームの2人がそれぞれ +55、Aチームの2人がそれぞれ −55 です。ここにイーグル賞(初期設定10点)が加わるので、このホールだけで勝負が決まることもあります。
バーディーとイーグルが同じホールで重なった場合は、並べ替えと2倍の両方が適用されます(54 → 108 のように)。Enjoy-Golf では、スコアとパーを入力すれば自動で判定されるので、手で考える必要はありません。
ハンデの持ち点
ラスベガスでは、腕前の差をハンデで調整できます。ハンデは1ホールごとの調整ではなく、スタート時の持ち点としてまとめて計算されます。計算式は次のとおりです。
詳しい計算例はハンデの決め方と持ち点の計算のページで解説しています。
よくあるローカルルール
| ルール | 内容 |
|---|---|
| チームの組み替え | 6ホールごと、または9ホールごとにパートナーを変える。全員と組めるので、特定の組み合わせに偏りません。Enjoy-Golf ではホールごとにパートナーを選べます。 |
| くじ引きでチーム決め | スタート前にティーを引く、ドライバーを回すなどでチームを決める。実力が読めない分、盛り上がります。 |
| OBは加算のみ | OBやロストで大叩きしたホールも、9打の上限があるので特別な処理はしないのが一般的です。 |
| レートの上限 | 1点あたりの金額を決める場合は、あらかじめ「1ラウンドの上限」を決めておくと安心です。 |
よくある質問
- ラスベガスは何人でできますか?
- 2対2のチーム戦なので4人が基本です。3人のときはオリンピックなど、パートナー不要の個人戦がおすすめです。
- 数字が同じ(引き分け)のときは?
- 差が0なので、そのホールは全員0ポイントです。ニアピンやバーディー賞など、他のゲームのポイントだけが動きます。
- なぜ「足し算」ではなく「並べる」のですか?
- 足し算だと1打の差が常に1点にしかなりませんが、並べると良いほうのスコアが1打変わるだけで10動きます。この落差が、最終ホールまで逆転の可能性を残す仕組みになっています。
- バーディーを取ったのに自分のチームの数字は変わりませんか?
- 変わりません。並べ替えが起きるのは相手チームの数字だけです。自分のチームはそのまま小さい順です。
- 18ホール終わったら合計はどうなりますか?
- 4人のポイントの合計は必ず0になります。0にならない場合は入力ミスなので、精算前の検算に使ってください。
4人分のポイントを自動で計算する
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ラスベガスの点数を計算する