ゴルフ「オリンピック」のルールと計算方法
オリンピックは、グリーンに乗ってから始まる個人戦です。ピンからの距離に応じて金・銀・銅・鉄のメダルが割り当てられ、そこから1打で沈められた人が他の3人から点数をもらいます。パートナーが要らないので3人のラウンドでも遊べるのが、ラスベガスとの大きな違いです。
基本ルール:メダルと点数
全員がグリーンに乗った(またはグリーン周りに来た)時点で、ボールの位置に応じてメダルが決まります。その位置から1打でカップインできれば、メダルの点数を獲得です。
| メダル | 点数 | ボールの位置の目安 |
|---|---|---|
| ダイヤ | 5点 | グリーンの外(ラフ・バンカー・カラーなど)からのチップイン |
| 金 | 4点 | グリーン上で、ピンから最も遠い |
| 銀 | 3点 | 2番目に遠い |
| 銅 | 2点 | 3番目に遠い |
| 鉄 | 1点 | ピンから最も近い |
遠いほど沈めるのが難しいので、点数が高くなります。グリーンに乗せられなかった人が逆転のチャンスを持つのが、このゲームの面白いところです。
メダルの決め方
メダルはピンから遠い順に割り当てるのが一般的です。ゴルフでは遠い人から順に打つので、そのまま打順がメダル順になります。
ただし実際のラウンドでは、「グリーンに乗ったのが2人だけ」「全員がほぼ同じ距離」といった場面が普通に起こります。厳密に測るとプレーが遅くなるので、その場で4人が納得する形で割り振れば十分です。Enjoy-Golf でもメダルは自由に選べるようになっています。
ポイントの数え方
沈めた人は、他の3人からメダルの点数を1人ずつ受け取ります。つまり取った人は点数の3倍がプラス、他の3人はそれぞれ点数分のマイナスです。
計算例1:金(4点)を沈めた
| プレーヤー | ポイント |
|---|---|
| 金を沈めたAさん | +12 (4点 × 3人) |
| Bさん | −4 |
| Cさん | −4 |
| Dさん | −4 |
| 合計 | 0 |
同じホールで2人以上がメダルを取ることもあります。その場合はそれぞれの分を別々に計算して足し合わせます。たとえばAさんが金(4点)、Bさんが鉄(1点)を沈めたホールなら、Aさんは +12 −1 = +11、Bさんは +3 −4 = −1、CさんとDさんはそれぞれ −4 −1 = −5 になります。
リーチの2倍ルール
メダルを取った人は、次のホールがリーチになります。リーチのホールで続けて沈めると、点数が2倍です。
計算例2:リーチで金(4点)を沈めた
4点 × 2倍 = 8点。他の3人から8点ずつ受け取るので、
| プレーヤー | ポイント |
|---|---|
| 沈めたAさん | +24 |
| 他の3人 | それぞれ −8 |
| 合計 | 0 |
リーチでダイヤ(5点)を沈めれば10点、他の3人から10点ずつで +30 です。1ホールで一気に順位が動きます。
リーチ失敗のマイナス
リーチにはリスクがあります。リーチのホールで沈められなかった場合、狙っていたメダルの点数がそのままマイナスになり、他の3人に払うことになります。
計算例3:リーチで銀(3点)を狙って失敗
| プレーヤー | ポイント |
|---|---|
| 失敗したAさん | −9 (3点 × 3人分を払う) |
| 他の3人 | それぞれ +3 |
| 合計 | 0 |
Enjoy-Golf の入力画面では「リーチ」と「リーチ失敗」がそれぞれチェックボックスになっています。使い分けは次のとおりです。
| 状況 | 入力 | 結果(銀=3点の場合) |
|---|---|---|
| 普通に沈めた | メダルを選ぶだけ | +3点分 |
| リーチで沈めた | メダル+「リーチ」にチェック | +6点分(2倍) |
| リーチで失敗した | メダル+「リーチ失敗」にチェック | −3点分 |
| 2倍のリーチで失敗した | メダル+「リーチ」+「リーチ失敗」 | −6点分 |
グランドスラムと4カード
オリンピックには、1ラウンドを通してどのメダルを集めたかに対するボーナスがあります。1ホールごとの勝ち負けとは別に、最後まで狙いどころが残るので、終盤の楽しみが増えます。
グランドスラム(GS)
金・銀・銅・鉄の4種類すべてを取ると成立します。上位のメダルだけ狙っていては揃わず、点数の低い「鉄」も取りにいく必要があるのが面白いところです。
ロイヤルグランドスラム(RGS)
ダイヤを含めた5種類すべてを取ると成立します。ダイヤはグリーン外からのチップインなので、狙って取れるものではありません。1ラウンドで達成できればかなりの珍事です。
もどき
あと一歩で揃わなかった場合のボーナスです。どこまでを「もどき」と認めるかはグループによって違うので、スタート前に決めておいてください。
4カード
同じメダルを4回取ると成立します。トランプの「フォーカード」と同じ考え方です。点数はそのメダルの点数の4倍になります。
| ボーナス | 1人あたり | 取った人 | 他の3人 |
|---|---|---|---|
| グランドスラム(GS) | 10 | +30 | 各 −10 |
| ロイヤルグランドスラム(RGS) | 20 | +60 | 各 −20 |
| もどき | 5 | +15 | 各 −5 |
| 鉄4カード | 1×4=4 | +12 | 各 −4 |
| 銅4カード | 2×4=8 | +24 | 各 −8 |
| 銀4カード | 3×4=12 | +36 | 各 −12 |
| 金4カード | 4×4=16 | +48 | 各 −16 |
| ダイヤ4カード | 5×4=20 | +60 | 各 −20 |
他のボーナスと同じく「他の3人から受け取る」形なので、合計は0のままです。
よくあるローカルルール
| ルール | 内容 |
|---|---|
| ダイヤなし | グリーン外からのチップインもダイヤにせず、金として扱う簡易版。初心者が多いときに向きます。 |
| リーチ2倍なし | リーチのルールを使わず、毎ホール同じ点数にする。計算がシンプルになります。 |
| リーチは青天井 | 2ホール連続で2倍、3ホール連続で4倍と倍々にしていく。盛り上がりますが、点数が大きく振れます。 |
| 1パット限定 | グリーン上からの1パットのみ対象とし、グリーン外からのチップインは対象外にする。 |
| 逆オリンピック | 3パット以上(ヘビ)の倍率を決めるために、メダルを逆向きに割り当てる遊び方。詳しくはワニ・カバ・キツツキ・ヘビのページへ。 |
よくある質問
- オリンピックは何人でできますか?
- パートナーが不要な個人戦なので、3人でも4人でも遊べます。3人のラウンドでチーム戦ができないときの定番です。
- 誰も沈められなかったホールは?
- そのホールはポイントの移動なしで0です。オリンピックだけをやっている場合、全員0のホールも珍しくありません。
- 2人が同時にメダルを取ったら?
- それぞれ別々に計算して足し合わせます。お互いに払い合う形になるので、差額だけが残ります。
- ニアピンやバーディー賞と一緒にできますか?
- できます。Enjoy-Golf ではニアピン・ドラコン、バーディー賞、ワニ・カバ・ヘビをオリンピックと同時に計算できます。
- グランドスラムはどうやって数えますか?
- 1ラウンドを通して、金・銀・銅・鉄の4種類すべてを取ると成立します。ダイヤを含めた5種類すべてならロイヤルグランドスラムです。前半・後半で区切るなど数え方はグループによって違うので、スタート前に決めておいてください。
- ハンデはつけられますか?
- ハンデの持ち点はラスベガス専用です。オリンピックは全員0からのスタートになります。
4人分のポイントを自動で計算する
メダルの点数、リーチの2倍、複数人が同時に沈めたときの相殺まで、Enjoy-Golf なら1ホールずつ入力するだけで自動計算します。登録不要・無料。入力内容は端末に自動保存されるので、途中で画面を閉じても続きから再開できます。
オリンピックの点数を計算する